動態保存機
2022/08/10 Wed. 17:13 | その他 |

まるで街中にいるように見えるD51200
梅小路蒸気機関車館 昭和48年9月15日撮影
開館して一年ほどが経った梅小路蒸気機関車館内の風景。D51200の横には生活感のある道、まるで街中にいるようです。後方には倉庫が見えますので、恐らくここは扇形庫の北側。何番線なのか、当時は扇形庫の中の一線が壁を突き抜けそのまま北の方へ延びていたものと思われます。それにしてもこのD51200、一体何でそんなところにいたのでしょうか。
D51プッシュプル
2022/08/01 Mon. 17:29 | 現役蒸気 |

本務機D51に煙りなし、後補機はトンネルを出たところ
関西本線 昭和47年7月30日撮影
当時近場の蒸気機関車撮影は従兄と車で出かけることがほとんどであり、唯一同級生のH君と鉄道利用でやってきたこの日の関西本線。転校生だったH君との付き合いは僅か4ケ月でしたが、SLファン同士ということもあり意気投合、転校していってすぐの夏休みに約束していた撮影行きを決行しました。名古屋駅で合流したこの日のH君、慌てていたのか目的地加太駅までの切符を買えず精算が必要となりましたが、そういった場合は差額ではなく不足する区間を新たに購入する必要があるということを初めて知りました。また駅とは常時改札を行っているものであり何時でもホームへ出入りができると思っていましたが、列車が少ない地方の駅ではそうではないということを知り、いろいろ社会常識を学べて良かったという記憶があります。でも肝心の撮影の方はさっぱり。何でこんな中途半端な場所で撮影していたのか。煙運にも見放されて残念至極な結果です。
あれから50年、H君とはこれっきりとなってしまいましたが、今はどこでどうしているのか。相変わらず蒸気機関車を追いかけているのでしょうか。
燦燦
2022/07/30 Sat. 09:42 | 現役蒸気 |

南国の陽光の下、発車を待つナメクジD51
日豊本線 昭和49年3月17日撮影
降り注ぐ順光線、照らすその姿は美しく動輪のロッドは降りています。高鍋駅に停車中のD51、形式写真を撮影するには絶好のコンディションですが、結果はといえばボイラーに掛かった徐煙板の影が少々目障り。もう少し右側から撮影していた方が良かったようでした。
雪降る日
2022/07/18 Mon. 10:58 | 現役蒸気 |

C58の後ろにキューロクがついた美幌駅停車中の575レ

C58とキューロクの重連で美幌駅構内を移動する575レ
ともに石北本線 昭和50年3月31日撮影
雪が降り積もる美幌駅での朝のことでした。当時のSLダイヤ情報によると、この575レは美幌駅着が9時17分、発車は9時33分となっています。この日は朝一番に美幌駅東方の美幌川橋梁で大雪くずれなどを撮影した後、駅へ戻りその到着を待っていたものと思われます。
見ればこの貨物列車はC58とキューロクの重連となっていますが、そもそも575レに補機はつきません。この頃北見から美幌へ入ってくるキューロクのスジは573レの一本のみで、その美幌駅到着は5時42分。運用表によれば到着後は構内で入れ替えを行い、11時50分に臨貨8791レで相生線へと入っていくとなっています。ということで何とも不思議なこのキューロク。575レが美幌駅に到着した時は既に駅にいる訳で、入れ替えのためにわざわざC58の後ろに入るなどということは考えられないのです。この雪のせいなのか、それとも何か他に理由があって急遽575レの次位につき北見からやってきたというのでしょうか。この後575レは重連姿で構内を移動していますが、当然のことながら最後はキューロクを切り離し、C58単独で網走へ向け発車していきました。
加太越え大築堤
2022/07/16 Sat. 11:20 | 現役蒸気 |

D51の前にDD51がつく荷物列車
関西本線 昭和48年6月10日撮影
加太越えの大築堤を往く荷物列車、よく見ると本務機D51に煙はなく前についたDD51のディーゼル排煙の方が盛大です。もうそれだけでもがっかりの構図ですが、無煙化が迫るこの頃になると貨物列車の本務機はほとんどがDD51に置き換わっており、D51が先頭を切り走るという貴重だったこの荷物列車、更にがっかりだったのでしょう。
お召機の面影
2022/07/10 Sun. 10:23 | 現役蒸気 |

真夏の昼下がり、機関区で佇むC11200
志布志機関区 昭和48年8月6日撮影
宮崎県全国植樹祭のお召列車牽引から4ケ月、C11200はC57117やC5692と共にまだまだ赤ナンバープレートの美しい姿を見せていました。この年の夏の九州では、蒸気機関車最後となるお召列車を牽引した3両全てに出会えたのは幸運でした。